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3匹の子ぶた 第三章

<第三章>

にんげんのために沢山の子供達を育ててきたおとうさんとおかあさんでしたが、ついに子供が産めなくなり、にんげんの役に立てなくなったので、いよいよ自分達が「とさつ」に送られる順番が回って来ました。


その前の晩、おかあさんは小さな子ブタをようとんじょうの塀のそばまで連れてきて

「お前はもう、ここから逃げなさい。」と言いました。

子ブタはおかあさんの言っている意味をすぐに理解しました。

だから、

「おかあさんもおとうさんも一緒に逃げよう!」と言いました。


おかあさんは言いました。


「おかあさんは明日で楽になるの。」

「生きていて、子供達がにんげんの車に乗せられて連れて行かれるのを見ないフリをするのは自分が死んでしまうことよりずっとずっとつらかった。

明日になったら、もうつらい思いをすることも、先にいなくなった子供達を思い出して泣く事もなくなるの。

だからおかあさんは、もういい。

でもお前には、ここにいるみんなと違う生き方をして欲しい。」


何度子ブタがお願いしても、おかあさんは一緒に逃げてはくれませんでした。


おかあさんは、にんげんのためにとさつに送られた子供達を守れなかったことを自分の責任だと思っていました。

だから自分も死んでいった子供達と同じ運命をたどることが子供達への罪滅ぼしだと思ったのです。


今まで一度も「希望」を知らなかったおかあさん。

子ブタはおかあさんの「希望」になりたくて、塀を越えました。


塀は思ったほど高くなく、乗り越えるのはそれほど大変ではなかったけど、

塀を越える瞬間、とても心細い気持ちになりました。


今までこの塀があることは知っていたけど、乗り越えようとするブタはほとんど

いなかったし、

この塀を越えるとすぐに飢え死にするかオオカミに食べられてしまうと信じきっているブタがほとんどでした。


こうして子ブタはようとんじょうを逃げてきたのです。


<第四章に続く・・・4章の更新には少しお時間をいただきます。>

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