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山月記 を読んで

子供の高校の現代文の教科書に「山月記」という短編小説があり、面白いと言われたので読んでみたら本当に面白かったです。

やや漢文的な文体になっているので、リズムがいいですが、漢文や古文が苦手な方はストーリーがすんなり頭に入らないかも知れません。

高校生にはまだわかりにくいかも知れませんが、社会に出た方なら李徴のような気持ちになった人は多いかも知れませんね。 

こんなヘボい会社ではやってられない、とか。

こんな無能な上司の下ではやってられない、とか。

こんなさえない同僚と同格と思われたくない、とか。

自分にはもっと才能がある、自分ならもっとうまくやれる。

、ということで例えば脱サラして独立してみたら、思ったほど楽ではなくてそのうち首が回らなくなり、

再び就職活動。

最初の会社より格下の会社に再就職、年下の社員を上司扱いしないといけない。

自分の人生こんなはずではなかったのに・・・。

李徴のように発狂して虎になる人はいないでしょうが、実際に能力の高い人なら結構キツイ展開だと思います。

作者が何が言いたかったかというのは私には解りませんが、

李徴は頭がよくて才能があるかもしれないけど、生き方がブレブレで覚悟が足りないのではないかと思いました。

自分の才能を信じて安定した役所を辞めて独立したなら、貫けばよかったと思うし、

妻子を養うためにプライドを捨てて役所に戻ったんなら、バカだと思っていた同僚に遅れをとってしまっても割り切って勤めるのも人生。

後半 虎になってしまったのは、自分の才能を開花させることも出来なかったし、自尊心が強すぎてバカにしていた役所仕事さえ務まらなかった李徴の逃避の姿ではないかと思います。

中国の故事をテーマに人間が虎になるファンタジックな話に見せて、実は状況を変えれば現在にも大いにありがちなシチュエーションなところが現代文の教科書で扱われる理由でしょうか。


<あらすじ>

唐の李徴(りちょう)は、秀才で詩文に秀で自分の才能に自信を持っており、つまらない上司や同僚がいる役人組織を辞め、詩作で名を残そうとした。しかし現実は厳しく、妻子を養うにも困るようになったため役人に戻るものの、かつて見下していた同僚はすでに出世していて、平凡なやつらだと見下していた同僚の下で働くことになる。自尊心は大いに傷つき、発狂して行方不明になった。

ある日の夜、現在は高官でかつて李徴と仲の良かった袁傪(えんさん)が道を通ると、人食い虎が現れる。声からその虎は李徴であると分かった。李徴は草むらに姿を隠しつつも、昔話に花を咲かせる。袁傪はなぜ李徴が虎になったのか問う。李徴は、自分に本当は才能がないことが明らかになるのを恐れ、他人と切磋琢磨することをしなかった。一方で才能を信じていたので、臆病な自尊心は肥え太り、外面まで醜い虎に変えてしまったのだと言う。

李徴は虎になった現在も心が人間に戻る時間帯がある、しかし日に日に虎である時間のほうが長くなり、最初はなぜ自分は虎になったんだろうと思っているが次第になぜ昔は人間だったのだろうと思う時間が長くなる。

人間の心の最後に李徴は袁傪にかつて自分が作った沢山の詩文のうち今でも暗唱することが出来る、数十の詩を書き留めてくれるように頼む。

それらの詩は才能あふれるものであったが、何かが欠けていると袁傪は思う。

朝になって二人は別れ、袁傪が丘の上から振り返ると、虎が姿を現して吠えた後、また草むらに消えていった。

<あらすじ 以上>

イーコレYahooストアイーコレ楽天市場 店長 一ノ瀬 知美

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