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羽田 圭介が面白い!

昨夜、寝る前の読書で羽田佳祐の「隠し事」を読み始めたら、めっちゃ面白くて、途中でやめられなくなり、夜更けまで一気読みしてしまった。

おかげでちょっと寝不足です。

羽田さん、ちょっと前までよくTVで見ていたので、夜な夜な同棲中の彼女の携帯を盗み見てしまう女々しい主人公が、私の頭の中ではどうしても羽田さん自身の姿に脳内再生してしまった。

でもきっと羽田さんの黒歴史ではなく作り話ですよね。。。。

主人公=作家にイメージしてしまうので作家さんの姿かたちが解るというのも困りものですね。

東山彰良さんの小説も、主人公は全て東山彰良の姿で脳内再生されます。


イーコレYahooストア、イーコレ楽天市場 店長 一ノ瀬 知美

芥川龍之介の「桃太郎」面白い

日本人なら誰もが知っている昔話の「桃太郎」を芥川龍之介が別の視点で書いている。
ストーリーは一緒でも書き手が変わるとこんな大人のストーリーになるのだ。

美容院で読んでいて思わず吹き出しそうになりました。

例えば原作とはこのようにずれている。

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桃から生れた桃太郎は鬼が島の征伐を思い立った。
思い立った訣はなぜかというと、彼はお爺さんやお婆さんのように、山だの川だの畑だのへ仕事に出るのがいやだったせいである。

その話を聞いた老人夫婦は内心この腕白ものに愛想をつかしていた時だったから、一刻も早く追い出したさに旗とか太刀とか陣羽織とか、
出陣の支度に入用のものは云うなり次第に持たせることにした。

のみならず途中の兵糧には、これも桃太郎の註文通り、黍団子さえこしらえてやったのである。

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桃太郎がかなり腹黒いキャラなのが笑える点でもあるし恐ろしい点でもある。

きびだんごを1個だけ分けてほしいという犬に無理矢理半分もあげて、
鬼退治に参加させる。

悪賢い猿が、「鬼退治なんか割に合わない」と思って鬼退治の旅から
脱落しそうになっても、説得などしない。

「どうぞどうぞ。でも付いて来ないなら鬼から奪った宝物は分けてあげない。」
と一言。

欲深い猿はこの一言で付いてくるのです。うまいなぁ。

短い短編なので読んでみようかな、と言う方は是非。

イーコレYahooストアイーコレ楽天市場 店長 一ノ瀬 知美

一人でも多くの人に読んで欲しい 「海賊とよばれた男」上下巻!

知人の勧めで「海賊とよばれた男」を読みました。

一日終わったあとの、寝る前の楽しみでしたが、読み出したら止まらなくてしばらく寝不足の日々が続き、2日ほど前にようやく読み終わりました。

この本はノンフィクション小説で、石油会社大手、出光興産の創業者「出光佐三」がモデルです。

なのでストーリーに出てくるほとんどの出来事が事実ということ。

私は知らなかったので出光の創業者がこんなすごい人だったことは驚きでした。

小説の中では「出光」じゃなくて「国岡商店の国岡鐵造」となっています。

景気が悪い、外交が弱腰だ、市場が飽和している、日本はもうダメだ、などと後ろ向きになりかけたら是非読んでいただきたい名作です。

今の日本の逆風なんてちっちゃい、ちっちゃい。

<あらすじ>

敗戦の夏、異端の石油会社「国岡商店」を率いる国岡鐵造は、なにもかも失い、残ったのは借金のみ。

そのうえ石油会社大手から排斥され売る油もない。

しかし国岡商店は社員ひとりたりとも馘首せず、旧海軍の残油集めなどで糊口をしのぎながら、たくましく再生していく。

20世紀の産業を興し、人を狂わせ、戦争の火種となった巨大エネルギー・石油。
その石油を武器に変えて世界と闘った男とはいったい何者か―実在の人物を
モデルにした本格歴史経済小説。

って、事で、

「なにもかも失い」ってあっさり書いてありますけど、本当になにもかも失っていて、

国岡鐵造は一代で石油の販売会社を作るのですが、国内の石油メーカーと衝突することが多く、国内よりも満州をはじめとする海外のほうに多くの拠点を持っていました。

(国内8店舗、海外62店舗)

その海外のすべての拠点とそこにあった在庫(石油)。

ようやく手に入れた初めての自社の石油輸送船→海軍の要請で輸送船として差し出したが戦時中に沈没。

自分の後継者にしようと心に決めていた右腕の社員。

など、30年掛けて築き上げてきたほとんどすべてのものを失い、60歳くらいでまた借金を背負ってゼロ(マイナス)スタート。

しかも、主商品の石油はGHQの統制下となり、売るものもない。

相当タフな精神の人でも呆然としてしまうような、

その崖っぷちの状態にあって、一人の社員の首も切らないと宣言し、国内はもちろん海外から引き上げてくる社員といろんな商売をしながらたくましく会社を立て直していく、

そんなストーリーです。

序章の中で一番感動した部分を抜粋しますので、読みたくない方はここから先は読まないでください。

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抜粋箇所は、終戦の2日後、すべてを失った国岡がわずかに本社に残った社員を前に語ったスピーチです。

すべての資産を失い、一番の痛手を受けているはずの国岡がそれでも社員の前で気丈に語るこのシーンで私は一番感動しました。

<序章の後半部分=抜粋>

「愚痴をやめよ」

社員達ははっとしたように鐵造の顔を見た。甲賀もまた驚いて鐵造を見た。

「愚痴は泣きごとである。亡国の声である。婦女子の言であり、断じて男子のとらざるところである。」

社員たちの体がかすかに揺れた。

「日本には三千年の歴史がある。戦争に負けたからといって、大国民の誇りを失ってはならない。すべてを失おうとも、日本人がいるかぎり、この国は必ずや立ち上がる日が来る。」

甲賀は自分の体が武者震いのように震えてくるのを感じた。

鐵造は力強く言った。

「ただちに建設にかかれ。」

社員達の背筋が伸びるのを甲賀は見た。ホールの空気がぴんと張りつめたような気がした。

しんと静まり返った中に、鐵造の声が朗々と響いた。

「昨日まで日本人は戦う国民であったが、今日からは平和を愛する国民になる。しかし、これが日本の真の姿である。これこそ大国民の襟度である。日本は必ずや再び立ち上がる。世界は再び驚倒するであろう。」

店主の気迫に満ちた言葉に、甲賀は体の奥が熱くなるのを感じた。

鐵造は壇上から社員達を睨みながら、「しかしー」と静かに言った。

「その道は死に勝る苦しみと覚悟せよ。」

イーコレYahooストアイーコレ楽天市場 店長 大崎 知美

ぼくと1ルピーの神様

こんにちは。 イーコレYahooストアイーコレ楽天市場 店長の大崎 知美です。

なぜかインドネタが続きますが。。。

久々に「読んで面白い!」と思った小説をご紹介します。

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「ぼくと1ルピーの神様(原題:「Q&A」)」という本です。

アマゾンのレビュー(読んだ人の感想)でもほぼ全員が満点の評価をつけてたので、面白さ保証付き。

内容は(紹介文から抜粋)、

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クイズ番組でみごと全問正解し、史上最高額の賞金を勝ちとった少年ラム。警察は、孤児で教養のない少年が難問に答えられるはずがないと、インチキの容疑で逮捕する。しかし、奇蹟には理由があった―。

殺人、強奪、幼児虐待…ずっと孤独に生きてきた少年が、インドの貧しい生活の中で死と隣あわせになって目にしてきたもの。

それは、偶然にもクイズの答えでもあり、他に選びようのなかった、たった一つの人生の答え。幸運を呼ぶ1枚のコインだけを頼りにしてきた孤児の、残酷だけれど優しさに満ちた物語。

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作者はインドの外交官で「ヴィカス・スワラップ」。 デビュー作がいきなりヒットしたのですが、今は本業も忙しく次回作はまだ発表されていません。

基本的には、ハラハラワクワクしながら読めるエンターテイメント小説なのですが、この作者の、インド社会に対する視点がすごいと思う。

心にズドーンときます。

そして主人公は搾取と貧しさと不運にどっぷりはまって死と隣りあわせなんだけど、なんとか必死で生きようとする。

絶望して「死のう」なんて思わないのです。

どんなにどん底でも死ぬわけには行かないし、足を踏ん張って生きていれば明日が来るんだ~、と思ってしまう、そんなお話です。

よかったら読んでみてくださいませ。(^-^)

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